Lumberman103’s blog

外材特に北米材アメリカ、カナダ材については日本一のスペシャリスト

第一次ウッドショクパート2

ウッドショクの最後の苦い思い出は、いつものようにアメリカに木材を買い付けに4月の中旬に行った。

アメリカには日本のゴールデンウィークはなく、その前に仕事を終わらせたかったからだ。ウッドショクの状態なので売り手が強く商談は難しかった。商談が終わり日本に帰りゴールデンウィークの後、様子がおかしくなってきた。アメリカの木材価格が下がりだしたのだ。一旦下がり出すと早く次の1カ月半後にアメリカで買い付けた木材は25%下がった。この時の商談は完全に買い手市場になっていた。

当然4月に買った木材は大損した。

その理由の一つは木材を買い付け仕入れしてもアメリカで積み込みに7日、船🚢運ぶのに15日、荷下ろしに9日、仕訳とスケールを計り手板を仕上げるのに7日、それを販売先に分ける打ち合わせに2日、それから営業にいくわけです。結局買い付けてから2か月のタイムラグがあるのです。

お客さんは下がり出すと買い控えし、仕入れを控えるので損が膨らむわけです。

私の経験でこの4月に仕入れた木材が一番損したので忘れることはできません。