Lumberman103’s blog

外材特に北米材アメリカ、カナダ材については日本一のスペシャリスト

アメリカでの木材積み込みの話パート2

アメリカの港湾荷役会社ジョーンズの副社長Tは有名人で昔は外国船南米航路が一番華やかな頃、日本の大手船会社で働いていて何かの縁でシアトルのジョーンズに勤めるようになり、カナダの日本大使館長の娘さんと結婚してシアトルに住むようになる。また一時はシアトル日本人会の会長もしていた。仕事の話に戻るがアメリカで木材を満船に積み込みするのに、積み込む港湾設備の状況、陸上か海面から積むのか、木材の品種やサイズによって違ってくるがだいたい7日間ぐらいかかる。船会社の契約によって早く積めば安くなり、遅くなれば1日150万円の罰金がかかってくる。という理由で出来る限り早く積み終えなければならない。また船会社の契約は1船🚢一航海の金額なので木材をたくさん積めば積むほどコストは安くなるので限界まで積む。また木材の品種、品質のグレード、サイズなど40種類ぐらいあり積む時に混ざらないように境界にロープやペンキを使い目印にする。積み込む積み方順番も全て私が指示していた。そして木材を最短最大に積み込むプロに依頼する。この仕事の名前がスーパーバイザーかどうか思い出せないが決まった人がいた。それが職人ジョン シビッコビックだ。アメリカで木材積み込みする場合、父親の時から自分も全てこの人に信頼して任せていた。船の中の少しの隙間なく木材を積み最短時間で出航させるプロ中のプロ!

続く