Lumberman103’s blog

外材特に北米材アメリカ、カナダ材については日本一のスペシャリスト

初めてのフィンランド出張パート3

毎日のようにスウェーデン人と製材工場、木材集荷土場、木材伐採地に視察に行くが、どことも大規模で整備されていて最新鋭の機械が設置されている。

たとえば日本の製材機械は丸太を1枚の帯鋸で挽く、最新の機械でもツインソーといって2枚の帯鋸で挽くのだが、フィンランドでは丸太を5〜6枚の丸鋸で挽く。スピードも早く生産性がずば抜けている。後で聞いたのだが、フィンランドは木材伐採から製材、乾燥、製品化するまで一貫して世界一の技術と生産性があるということだ。品種はホワイトパインがメインで他にはレッドパインなのだが日本でいうエゾ松とアカ松と同じで、品質も非常に良い物である。

また乾燥においも日本より進んでいて、どこの製材工場も乾燥機が大量に並んでいた。これだけ技術が進んでいるということは丸太で輸入するより製材製品で輸入する方が合理的ではないかということで製材製品または半製品の輸入を始めることになった。

パート4に続く